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OpenAIの「Adult Mode」計画――ChatGPTでのセクスティング解禁が投げかけるプライバシー問題

2026.03.19 Wired
AIZEN NEWS編集部の要点整理

OpenAIがChatGPTでいわゆる「Adult Mode」を導入し、利用者がAIとセクスティング(性的なやり取り)できるようにする計画を進めていると報じられた。人間とAIの相互作用を専門とする研究者はこれを「プライバシーの悪夢」と評し、極めてセンシティブな個人データの蓄積や流出、第三者利用のリスクを指摘している。

重要なのは、この種の対話が個人の性的嗜好や親密な行動に関する詳細な記録を生む点だ。保存や解析、モデルの学習への再利用が行われれば、同意や匿名化の不備から監視・追跡、悪用(脅迫や差別など)につながる懸念が出る。企業側のデータ保持方針、暗号化、オンデバイス処理の有無といった技術的・運用的対策が焦点になる。

AI業界への示唆としては、生成AIサービスが扱う情報の“感度”に応じた設計と説明責任が不可欠になること、利用者の明確なオプトインやデータ利用の透明化、そして規制当局の関心を招く可能性が高いことが挙げられる。今後注視すべきは、OpenAIがどのような安全策・プライバシー措置を公表するか、そして規制や社会的反応が製品設計にどう影響するかである。

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