DoorDash、配達員に動画投稿を報酬化するAIデータ収集アプリ「Tasks」開始
2026.03.19
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TechCrunch
AIZEN NEWS編集部の要点整理
配達プラットフォームのDoorDashが、新たなアプリ「Tasks」を立ち上げ、配達員に動画や音声の提出で報酬を支払う取り組みを始めた。配達員は日常の作業を撮影した動画や、別言語で自分の声を録音するなどのタスクをこなして収入を得られるとされる。これらの提出物はAIモデルの学習データとして利用される見込みだ。
今回の仕組みは、実世界の映像や音声を大量に収集することで、生成系や認識系のモデルを改善しようという狙いがあると考えられる。配達員にとっては従来の配達業務以外の収入源となる一方、どの程度の対価が支払われるかや、収集されるデータの扱い(匿名化や第三者提供の有無)といった点は明示されていないため、注視が必要だ。
この動きは、プラットフォーム企業が自前で多様な実世界データを低コストで集める新たな方法例になる。AI業界にとっては学習データの量と多様性を短期間で増やす手段となり得るが、労働者の報酬やプライバシー、倫理面・規制面での議論を引き起こす可能性もある。事業モデルの透明性とデータ管理の在り方が今後の鍵になりそうだ。