OpenAIとAnthropic、英国議員に「我々を規制してほしい」と訴える
2026.10.13
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Wired
AIZEN NEWS編集部の要点整理
英国議会で開かれた幅広い分野を対象とする審議の場に、AI企業の幹部が内部告発者やセキュリティ分野の責任者らとともに出席した。報じられたところでは、OpenAIとAnthropicは英国の議員に対し、AI企業に対する規制の必要性を訴えた。
同じころ、議会から数百メートル離れた場所では、英国の諜報機関のトップが、AIが新たな生物兵器の開発に利用されかねないと警告した。原文が伝える範囲では、AI開発企業側と安全保障当局の双方が、ほぼ同時期にリスクへの懸念を公に示した形となる。
AI企業が自ら規制を求める動きは、近年たびたび見られる。背景には、高性能な生成AIが化学・生物兵器の設計支援やサイバー攻撃に悪用される恐れがあるという懸念がある。一方で、規制を求める姿勢には、ルール作りで主導権を握りたい、あるいは新規参入の障壁を高めたいといった思惑があるという見方も根強く、受け止め方は分かれる。
今回は、企業幹部に加えて内部告発者や安全保障の専門家も同じ場に立った点が特徴的だ。企業の自主的な取り組みだけでは不十分ではないかという論点が、立法の場で正面から扱われていることを示している。また、諜報機関トップによる生物兵器への言及は、AIリスクが抽象的な議論ではなく国家安全保障の問題として認識されつつあることを物語る。
英国は、AIの安全性評価を重視する国として国際的な議論に関わってきた。今回の動きが具体的な法整備につながるかは原文からは分からないが、AI企業、告発者、安全保障当局の声が一堂に集まったことで、拘束力のある規制を求める圧力は強まる可能性がある。AI開発企業にとっては、自主規制から法的義務へ移行する流れへの備えが一層重要になりそうだ。日本を含む各国の規制議論にも影響を与える可能性がある。